何にもない、どこにでもありそうな小さな街に降って来た「覚星石(かくせいせき)」。
街のシンボルになった覚星石は眠れる力を呼び起こす未知の鉱物だった。
覚星者として力に目覚めた才ある者たちの中には、その力を悪用する者も。
その存在を許せない、言わば「正義の覚星者」たちは
防衛のための組織「アロウ」を立ち上げる。
それから数年後。志同じくして、能力犯罪者たちから街を守るため
アロウの入団試験に挑む若者二人がいた。
一人は世界をひっくり返すため。一人は世界の歪みを正すため。
二人の少年の戦いの日々が今はじまるのだった――。